診療情報管理士について
皆さん診療情報管理士という資格をご存知ですか?
民間の資格なため全く知らない方が多いと思います。実は私は専門学校に通っている時にこの資格を取得しました。
そこで今回は診療情報管理士という資格について記事を書いてみようと思います。
まず診療情報管理士とは
患者の診療情報が記載されたカルテの管理や診療情報の分析を行う専門職です。医療の安全管理から経営管理にも寄与する専門的なスキルを必要とされる重要なポジションとして需要が高まっています。
診療情報管理士の業務は、主にカルテなどのデータ管理、病名のコーディング、データ調査・分析です。患者と関わることはほとんどなく、パソコン業務が多い裏方業務です。
医師や経営部門から依頼され業務をこなすこともありますが、必要があれば意見することもできる、国家資格を持たない事務職としてはある意味特殊な立場にあります。
診療情報管理士になるためには
教育機関の場合、日本病院会の指定校の所定の過程を修了、または必須科目の単位を取得することで、受験資格が得られます。
または通信教育で受験資格を得る場合は、日本病院会主催の診療情報管理士通信教育(2年制)の修了が条件です。
診療情報管理士の資格取得は難しいのか?
合格基準は全ての科目でおよそ6割以上の得点が必要とされています。
主な試験内容ですが
・「基礎科目」医療概論人体構造・機能論、臨床医学総論、医学用語
・「専門分野」医療管理総論、医療情報学、医療統計学、診療情報管理論、国際疾病分類概論
・「分類法」臨床医学の知識、診療情報管理の知識、コーディングの知識などです。
実際に試験を受けてみた感想は
しっかりと勉強し対策をしておけば決して難しい試験ではないように感じました。
『基礎科目』は医学知識を広く浅く覚える必要があり、かなり苦戦しました。
なぜそれがこうなるのかなどの知識を知恵に落とし込むまでが大変でした。
『専門分野』は統計分野が苦手でそれを覚えるのに苦戦しました。
それ以外は基本教科書で習ったことしか出てこないので覚えればなんら問題ありません。
『分類学』はコーディングの本を調べれば必ず答えが乗ってるので、引き方さえマスターすれば問題ありません。
いかがだったでしょうか?
簡単にですが、診療情報管理士について書かせていただきました。
いま民間の資格から国家資格にしようとする運動もあると噂に聞きます。
もし今医療事務をされてる方・医療事務を勉強されてる方がいましたら
これから病院で重宝される資格となってきますので
ぜひ診療情報管理士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?